人に学ぶ
若いときは 書物や歴史から学ぶことが多かった。 経験も浅く未知のことがほとんどであっただけに、考え方や生き方を先達に教わり、道理を知った。
近年は人様の言動から教わることが増えた。 自身が正しいと思っていることであっても、相手にとっては意味の薄いこともある。 人が行動を起こすためには、<納得>がなければならない。 いくら「真理」と自分では力んでみても、他の方の同意を得ることが出来ないとその「真理」は決して現実のものとはならない。 人は例外なく幸せを求めている。 自分の幸せに繋がらない物事には、”NO!”とならざるを得ない。
自分にとっての目標が、お客様や社員の方々の幸せに繋がるものでないと、掲げた目標は達成できない。 人様に心からの満足感や生活の充実感を持ってもらえるよう努めることにより、初めて自分にも精神的・物質的な豊かさが巡ってくる。
こんな当たり前のことが、半世紀以上も生きて来て 遅まきながらやっと自分にも分かるようになってきた。